はじめに
「幸せになりたい」人間であれば誰しも思っていることではないでしょうか。
でもどうすれば自分は幸せになれるのか、この答えをあなたは知っていますか。
今回は、どんな生き方をすれば人は満たされるのかについてお教えします。
人生を充実させる方法
まず結論から言うと、幸せを追い求めると不幸になります。
心理学者によると幸せとは「十分に満足すること」と言われています。
この満足感だけを追い求めるといつか必ず、「人生ってこんなものか」と虚無感を抱くようになります。
それは、決して幸せが欠けているからではないのです。
ではどうすれば幸せを求めずに、人生を充実させられるのでしょうか。
それは生きがいを持つことです。
著名な心理学者のマーティン・セリグマンは「生きがいとは自分を越えたものに属し、寄与しているという感覚や、最高の自分をより高めることに由来する」と述べています。
つまり、私たちは「幸せ」に囚われていますが、「生きがい」を求める方がより満たされる生き方だと言えるのです。
ではその「生きがい」を見つけるにはどうすれば良いのでしょうか
次の章では生きがいに必要な4つの柱をご紹介します。
生きがいに必要なもの
- 結びつき
- 目的
- 超越
- 物語の再定義
結びつき
自分を本質的に受け入れてくれ、同時に他者を重んじられる人間関係から生まれるものです。
生きがいの最も核となるもので、家族や友人との絆とも言えます。
目的
自分のやりたい事を見つける事ではなく、人に何を与えられるかと言う事です。
多くの人はこれを仕事として手にしています。
自分の強みを他者にどのように使えるのか、必要とされている実感を持てることが重要です。
超越
超越というのは、自我という感覚が消え、より高次の現実と一体になる感覚に陥る事を言います。
言い換えると、あまりにその物事に入り込みすぎて、時間や場所を忘れる状態になる事です。
この瞬間を持つ事で、心にゆとりが生まれるのです。
物語の再定義
今の自分に至るまでの出来事を掘り下げ、解釈をし直す事です。
例えば怪我をしてスポーツ人生を断たれた人は、その直後「昔は良かったけれど、今は何もできないからダメだ」と感じていました。
しかし時が経ち、考える事を繰り返すうちに「怪我のおかげで、人の痛みがわかるようになった。だから、今度は人に教える仕事に就こう」と人生の目的を見い出し再出発することができました。
このように生きがいのある人生を送る人々は償いと成長、愛によって人生の物語を定義する傾向があるのです。
今幸せではない、生きがいなんてないという方はぜひこの4つを探す旅に出かけましよう。
あなたにとってそれは、宗教上の集まりかもしれませんし、スポーツクラブかもしれません。
注意点
探す旅に出かける前に一つ注意するべき点があります。
それはこの4つの原則は良くも悪くも様々なコミュニティーに当てはまります。
どういうことかというと、カルトや過激な宗教団体です。
生きがいのある人生を目指すとき、ただ与えられた環境に満足するのではなく自分自身でよりよくしていこうという努力をしなければなりません。
一人一人が社会に与える影響を考えながら、行動しましょう。
まとめ
一時的な快楽=幸せはいつかは消えてしまいます。
しかし、「生きがい」があなたに根付いていればどんなに辛いことがあっても踏ん張ることができるのです。
https://www.ted.com/talks/emily_esfahani_smith_there_s_more_to_life_than_being_happy Emily Esfahani Smith ”There’s more to life than being happy” 参照
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